
辛坊治郎氏、戸籍制度は無意味と主張
読売テレビの元アナウンサーである辛坊治郎氏(69)は、2025年5月10日までに自身のX(旧Twitter)アカウントを更新し、日本の戸籍制度についての見解を示した。辛坊氏は、戸籍制度が「無意味」であり、多くの国民が疑問を抱かずに受け入れていることが、日本の低迷につながっていると主張した。
この発言は、実業家の堀江貴文氏(52)が「戸籍なんか廃止でいいだろ笑」とXで発言したことに端を発し、戸籍制度を巡る議論が活発化している中でのものだった。辛坊氏は、堀江氏の主張を支持し、「戸籍は元々大陸由来の制度だが、近年まで現存していたのは、日本、台湾、韓国くらいなもの」と述べ、韓国が約20年前に戸籍制度を廃止したことを指摘した。
戸籍がない国での問題・デメリット
身分確認の困難
個人の身元確認が難しくなり、不正な身分証明や犯罪に悪用されやすい。
相続問題の複雑化
家族関係が不明確なため、遺産相続時に争いが発生しやすい。
児童の保護が不十分
出生証明が確実でないため、未登録児童が教育や医療を受けられないことがある。
公的サービスの受給困難
住民登録がないことで、社会保障や公的支援が受けられない。
国籍確認の不確実
個人がどの国の国民であるかが曖昧になるケースがある。
戸籍があることのメリット
家族関係の明確化
親子関係や婚姻関係が記録され、相続問題が明確に解決できる。
身分証明の信頼性
戸籍情報を基にした証明書は信頼性が高く、不正を防止できる。
児童の権利保護
出生が記録されることで、児童の教育や医療へのアクセスが保証される。
公的サービスの受給確保
住民登録を通じて、社会保障や支援をスムーズに受けられる。
国籍の確認と管理
国家が国民の情報を正確に管理し、不法滞在や無国籍問題を回避できる。
戸籍をなくすことのメリット
個人のプライバシー保護
家族関係が公開されず、個人のプライバシーが守られる。
柔軟な家族構成
法的な家族構成に縛られず、自由に家族関係を構築できる。
身分差別の解消
出身や家柄に基づく差別の防止が期待できる。
行政手続きの簡素化
戸籍に基づく書類提出が不要になり、手続きが効率化。
無国籍問題の回避
戸籍がなくても市民権が認められ、無国籍者問題が発生しにくい。
ネットユーザーの反応
「自分のルーツがたどれるってすごく大事だと思うけどな。どんな祖先でどこで何をして誰と結婚して子供たちはその後どうなったとか。想像できるってすごくないですか?」
「ご先祖様から受け継いでることが、示されている戸籍を、私は大事に思っています。」
「自分のルーツを知る事ができ、相続問題の解決を容易にし、他との交わりを確実に記録できる、素晴らしいシステムなのですが、逆に何が気に入らないのですか?」
今後、戸籍制度の在り方について、社会全体での議論が求められるだろう。