
【尖閣で領空侵犯】中国「右翼民間機が侵入」と恥知らずな抗議 日本政府は重ねて強く抗議
中国政府が、尖閣諸島周辺の領空を侵犯した自国の海警局ヘリコプターの行為を正当化するどころか、逆に「日本の右翼分子が操縦する民間機が中国領空に侵入した」と主張し、日本に対して抗議するという、信じがたい対応を見せている。常識を疑わせるこの“抗議の応酬”が、日中間の緊張をさらに高めている。
【中国が逆ギレ抗議】「右翼の民間機が侵入」との主張
中国外務省の劉勁松アジア局長は4日、在中国日本大使館の横地晃首席公使を呼び出し、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領空に、日本の右翼分子が操縦する民間機が侵入した」と抗議した。だがその直前、問題となっているのは、中国海警局のヘリコプターが日本の領空を15分間も侵犯したという事実だ。
こうした一連の経緯に対し、日本の外交筋は「事実を歪曲した責任転嫁に過ぎない」と強い憤りを示しており、ネット上でも「厚顔無恥とはこのこと」「盗人猛々しいとはまさに中国のことだ」と批判の声が相次いでいる。
【日本は即座に厳重抗議】領空侵犯を受け緊急対応
今回の事案は、5月3日正午過ぎ、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海に中国海警局の船4隻が侵入し、そのうちの1隻から発艦したヘリコプター1機が、日本の領空に約15分間にわたって滞空したもの。これを受けて航空自衛隊がF15戦闘機2機を緊急発進させ、対応に当たった。
外務省の金井正太アジア大洋州局長は同日中に在京中国大使館の次席公使を呼び出し、「主権の重大な侵害であり、断じて容認できない」として、厳重な抗議を伝えた。さらに船越健裕外務事務次官も呉江浩駐日中国大使に対し直接抗議し、再発防止を求めた。
【中国の“第二海軍”化進む】海警局の軍事化と尖閣への圧力
中国側は領空侵犯を認めるどころか、国防省報道官を通じて「海警の行為は完全に合法で正当」とする談話を発表し、逆に日本側の行為を非難。「国家の領土主権と海洋権益を揺るがずに守る」と威圧的な言葉を並べている。
この中国海警局は、2018年以降、最高軍事機関である中央軍事委員会の指揮下に入り、事実上“第二の海軍”として活動している。こうした背景から、尖閣諸島を巡る中国側の行動には国家戦略としての明確な意図が読み取れる。
【国際社会への訴えと冷静な対処】日本の主権を守るために
中国側の一連の挑発に対して、日本政府は外交ルートを通じて毅然とした対応を続けている。防衛省関係者は「これまでとは次元が異なる事案。日本として一層の警戒が必要」と述べており、外交・防衛両面での連携が急がれる。
また、偶発的な衝突を防ぐための海空連絡メカニズムの強化や、日米同盟に基づく抑止力の確保も、改めて重要性が増している。国際社会に対しても、中国の一方的な既成事実化の試みを明確に否定し、透明性ある対応を訴える必要がある。
SNS上の声
「自分たちが領空侵犯しておいて、逆ギレして右翼のせいにするとは。中国、恥を知れ」
「尖閣でこれ。次は宮古や八重山か。もう対話とか無理だろ」
「第二海軍とかふざけるな。海警を軍事組織に使うなら交戦法規で対応すべき」
「日本政府はもっと強く国際社会に訴えるべき。このままでは舐められるだけ」
「F15のスクランブルは当然。次は手を出してきたら撃墜も覚悟すべき」