衆議院議員総選挙2024
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多くの政治家に共通している公約が実現しない3つの理由

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多くの議員が共通して揚げている公約

選挙期間中になると多くの候補者たちが公約を揚げます。それを元に有権者は投票する政治家を決めます。

当選した政治家・議員はその公約を果たすために任期中一生懸命動いてくれるものと有権者は期待しています。

その公約の中に与党・野党関係なく共通している公約があります。

  • 給食費の無償化
  • 給付型奨学金
  • 抜本的な改革(こちらは具体性がないですね)
  • 同一労働同一賃金

などが、共通している公約としてよく見かけます。

特に「給食費の無償化」は以前の選挙から多くの議員・首長の公約として揚げられますがなかなか果たすことができない自治体もあるかと思います。

共通している公約なのに果たせない理由

それではなぜ、与党・野党・首長のほとんどの議員が公約として揚げているのになかなか進まないのでしょうか?

どこかの予算を削る必要がある

給食費の無償化などのようにお金が必要な公約には当然そのために予算を確保する必要があります。予算は湧いて出てくるものではないのでそのためにどこかを削る必要が出てきます。

当然「OOOの予算を削って」などという議論がかわされるのだと想像できるのですが、そのOOOの部分が問題です。

議員も自分を支持してくれている人たちの予算は削りたくありません。そういった予算確保のために削る部分が決まらずに、大多数の公約を果たす事ができずにいると考えられます。

しかし、以前の選挙時から共通している公約というのは予め把握していると思います。それにもかかわらず、「給食の無償化」などと大雑把に公約として挙げるのは無責任です。

有権者は当然任期中に果たされる公約と考えて投票するわけですから・・

「OOOを削り給食費の無償化」

のように削るべきと考えている部分も公約に記載するべきと考えます。

与党・首長・政府が公約として揚げている

与党・首長・政府が揚げている公約をそのまま自分の公約として挙げる政治家も多々見かけます。

公約を果たすための行動を起こしてくれればそれで良いのですが、そういう議員ばかりではありません。

与党・首長・政府が、その公約を果たしてくれれば自分の公約も果たしたことになるという棚からぼた餅的な考えの議員もよく見かけます。

議会の議事録に目を通すと、首長の公約が10年以上果たされていない!と攻めている発言を見かけました。

しかし、その議員の公約を見てみると同じ公約が掲載されていました。

その首長が10年以上公約を果たすための行動を起こしていない事も問題ですが、そのことを攻めている議員も同じく問題だと思います。

自分の公約なのに、なぜ今まで何も行動を起こさなかったのでしょうか?

有権者は公約だけ見ると、自発的に行動を起こすものとそうでないものが判断できないです。

単純に「給食費の無償化」などと書くのではなく、「OO知事の給食費の無償化を支持」と公約を揚げてくれれば有権者にも分かりやすいと考えます。

ゴールが不明確

色々な議員の公約を見ていると、不明確な内容のものが多々あります。

例えば「住みよいOO市を創ります」などです。

住みづらいOO市を作ろうと考えている政治家はいないです。全員それぞれの「住みよい」があります。

そして、有権者もそれぞれ「住みよい」の概念があります。

全ての有権者・政治家の考える「住みよい」を達成することは不可能です。

こういうゴールが不明確な公約を挙げる議員に限って、次の選挙時の「実績」に色々な事を記載します。しかし、その実績に対して議員がどういう行動・動きをしたのかは不明確です。

乱暴な話議会で賛成しただけで実績に入れている可能性もあります。

そういった具体性のない公約を挙げる候補者に対しては有権者の方が厳しく選挙で意思表示をするべきだと考えます。

政治家ではない一般人の仕事は「何を・いつまでに・OOする」と明確で、それに対して報酬(給料)をもらっています。

公約も「何を・いつまでに・OOする」と明確であるべきです。

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