台湾の調査船が日本EEZを無断調査か 与那国沖で再び確認、海保が中止要求も無反応

台湾の海洋調査船「新海研二號」が、日本の排他的経済水域(EEZ)とみられる与那国島沖で、無断で調査活動を行っていた可能性が6月10日に確認されました。第11管区海上保安本部(那覇)は、同日午前7時24分ごろ、台湾籍の調査船が右舷からワイヤ状の装置を海中に投入する様子を確認。海保は直ちに無線で「調査中止」を要求しましたが、船側は応答せず、拒否したという見方が有力です。

反復する「無断調査」──台湾側の信義は?

実はこの「新海研二號」は、2023年7月にも同様の行動をとっていたことが確認されています。当時も与那国島南方62キロ地点で、船尾からワイヤを海中に下ろしていたとの報告があり、その際も日本側は中止を求めたものの、明確な回答は得られていませんでした。協定すら守らない台湾のこうした“無法行為”は、科学調査の名の下に日本の主権を平然と侵害する行為であり、到底許されるものではありません。

国際ルールよりも自国優先?──台湾の言い分とその不誠実さ

国連海洋法条約(UNCLOS)に基づけば、外国が他国のEEZ内で海洋調査を行うには「事前の通知と同意」が必要です。しかし台湾は日本とEEZ境界を画定しておらず、「重複海域」の存在を理由に調査を正当化する姿勢を崩していません。これは法律の抜け穴をつく姑息な手法とも見え、台湾の外交姿勢には重大な疑義が生じています。

台湾側は「科学研究」として主張していますが、同意なく行う行為は異なる国家の意思を無視する不当な海洋権力の濫用と言えるでしょう。

ネット上の反応(X、Facebook、Threadsなどから抜粋)

以下は、ユーザーからリアルタイムで見られる率直な声です:

「日本のEEZでわざわざ調査する根拠は?台湾はもう少し配慮すべき」
「これは台湾の挑発行為そのもの。放置すると後で怖いことになる」
「調査だの科学だの言ってるけど、実質的には地政学的な挑戦だよね」
「中国だけじゃない、台湾も同じレベルで問題なのが分かった」
「なんでわざわざ与那国で?島の人たちは迷惑かもしれない」

これらのコメントには、「台湾も含めた外国によるEEZ侵害」への不信感と苛立ちが透けており、反発の声が根強いことが伺えます。

海上保安庁と政府の強い対応姿勢

海保は巡視船や航空機による監視を強化し、今後も同様の違法調査が行われた際には即断で中止命令を出す姿勢を明らかにしています。また、外務省を通じて台湾当局に正式抗議を伝え、再発防止を強く要求する方針です。2014年の日台漁業協定以来、海洋活動のルール整備は進んできましたが、調査船に関しては未整備。今回のようなケースを踏まえ、調査ルールの包括的整備が強く求められます。

なぜ与那国なのか?──地政学的要衝のリアル

与那国島は台湾まで直線距離約110km。東シナ海と太平洋を結ぶ要路であり、台湾中国と日本をつなぐ重要な海域です。その地政学的意義から、調査船による活動は気象・資源調査に見せかけた安全保障上の偵察行為として懸念されても仕方ありません。特に中国の海洋進出が深刻化する中、「台湾の海洋調査」という形で自衛的に海域を確認する行為には、日本政府としても強く反発せざるを得ません。

台湾への提言──ルールを無視すれば信頼は消える

台湾に求められるのは、まず透明性のある海洋調査の実施。同意なしのEEZ侵害を繰り返すのではなく、日本と協議し、科学協力の枠組みのもとで調査を行う真摯な姿勢です。国際社会で科学研究の自由を主張するなら、まずルールを順守するのが筋というものです。

台湾には、科学研究の名にかこつけた海洋活動をやめ、自らの国際的信用を再構築してほしいと強く求めます。

台湾の姿勢は“無法集団”か──日本は毅然と歩を進めるべき

  • 台湾の調査船が再び日本EEZ内で同意なしに調査行為──無線要求を無視
  • 法が求める「事前同意」を無視する台湾の態度は不誠実かつ挑発的
  • 与那国島は地政学的に重要。見過ごせば中国も黙ってはいない
  • 日本政府・海保は即時抗議・監視強化・ルール整備で対抗
  • 台湾は調査活動を透明化し、海洋ルールを順守せよ

日本が海洋国家としての主権を守り、EEZ境界を明確化し、台湾や中国にもルール重視の対応を求めることが、地域の安定と信頼を保つ唯一の道です。

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